2006年08月15日

生命保険見直し講座(4) 「定期保険」の使い方A

前回は「定期保険」とその派生型である「逓減定期保険」についてご説明しました。

今回は、保険金額が年々増えていく「逓増定期保険」についてご説明します。

ん? 保険金額が増えていく?
ライフプランを考えて保険設計をすれば、保険金額が年々減少した方が合理的という話だったじゃないか。とお思いの方もいらっしゃるでしょう。

その通り!一般の方には「逓減定期保険」が合理的なのです。

しかし会社経営をされている社長さんが会社のために保険に加入する場合は、話が違ってきます。

中小企業の経営者の方で、会社の運転資金の借り入れにご自宅を担保にして社長の個人保障をつけている方はいらっしゃいませんか?
従業員の退職金は、なんとか積み立てているが(いろんな制度があります。ここでは言及しません)、自分の退職金の原資までしっかり考えておられますか?事業継承は?

「逓増定期保険」はどちらかといえば法人向き。

しかも短い期間でより多くのキャッシュリターンを作りたい場合に重宝します。保険金額の増加割合でいろんな商品があります。10%単利型、5%複利型、前期1%複利・後期45%複利型などなど…

支払い保険料をなるべく損金(経費のこと)で処理して〜保険期間満了時の被保険者の年齢と保険期間によって、損金と資産計上の比率が異なります〜節税をして(保険料支払い時の節税)、解約返戻金を別の用途(社長の退職金など…)に利用したいときや、または運転資金としてキャッシュが必要なときなどに、保険契約を解約して解約返戻金を利用しようという目的で、よく利用する商品です。

なぜ「逓増定期保険」で解約時の返戻金が貯まるのでしょう?

契約時より満期時の保険金額が大きくなることと(年をとればとるほど保険金額が増える)、理論的には死亡率が上がるにつれ保険料は高くなるのですが、それを契約時より一定の保険料に設定します。その場合、ある期間までは保険料を払いすぎていることになりますので、この払い過ぎの部分が保険会社で運用され、解約返戻金として戻ってくる。というわけです。

同じような運用の仕方で、「定期保険」の超長期のもの(100歳満期とか90歳満期とか…)を「長期平準定期保険」という言い方をしますが、これも法人向けの保険によく使われる商品です。

「しゃちょうさん揺れるハート保険料は経費処理ができて、もしものときには事業保障になって、社長が勇退されるときにはご自身の退職金の原資が作れる保険がありますよ!どうですか。」などと保険のセールスが言ってきた場合、これらの保険を勧められることが多いです…。

どのようなリスクに備えるのかをしっかり考えて保険を選んでくださいね。くれぐれもお付き合いだけで加入しないように…

今日は法人の経営者向け「定期保険」のお話でした。(ちょっと専門用語が多すぎたような…)

次回は「養老保険」と「終身保険」の使い方について、お話します。
posted by 保険に強いFPです! at 17:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 生命保険見直し講座 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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