2006年08月22日

生命保険見直し講座(5) 「養老保険」の使い方

前回は「定期保険」の中でも法人向けに活用すればお得な「逓増定期保険」と「長期平準定期保険」についてお話をしました。

今回は「養老保険」の使い方についてお話します。

「養老保険」はこの講座の2回目に書いた通り、ある一定の期間保障をしてかつ保険期間が終了すると満期返戻金がある保険です。

「積立型」の保険ってやつ。

この「養老保険」。保障と貯蓄の両面を兼ね備えているがために中途半端な商品であるといえます。

現在のような低金利の時代には全然おトクな商品ではありません。

なぜおトクな商品でないのかっていう理由は、保険会社の「保険料の使い道」を理解するとよくお分かりになると思います。

保険料は三つの要素で構成されています。

一つは「危険保険料」。〜払い込まれた当月・当年の死亡保険金や入院給付金に使われます〜

二つ目は「付加保険料」。〜保険会社の経費に使われます〜

三つ目は「責任準備金」。〜将来の死亡保険金や入院給付金、満期保険金の支払いに備えて契約時の予定利率で運用されます〜

そうです。
満期保険金というのは、支払った保険料が全額運用されているわけではなくて、保険料から「危険保険料」と「付加保険料」を差し引いた「責任準備金」が運用されているのです。

で、今の予定利率は?といえば1.65%。
これ、バブルのピーク時には5.5%もありましたので、いまや当時の3分の1以下。

単純に保険料に換算はできませんが、同じ保障の保険に加入するとしたら保険料は当時の3倍近くになるっていうこと!

いまや「養老保険」は支払い保険料総額より満期保険金の方が少なくなる「元本割れ」の状態となっています。

でもその期間は保障があるじゃない、というあなた!保障が必要なら「定期保険」で保険料の安いタイプを調べて加入したほうがおトクですよ。

残りのお金は他の金融商品で運用しましょう。
保険に貯蓄機能まで求めない方が無難です。
加入されるなら「一時払い」以外はやめておきましょう。
しかも特約は付けないで。

今回は「養老保険」の使い方という内容でありながら、今はあまり使い道がない!という結論になってしまいました。個人の場合は…

じゃあ、法人は?ってことになりますが、実はとくに中小企業の従業員向けの福利厚生プランとして(従業員退職金プランなんて言い方もします)、養老保険の利用はポピュラーな使い方です。

法人利用についてお話しするとどんどん長くなりますので、今回は止めておきます。

次回は「終身保険」の使い方についてお話します。
posted by 保険に強いFPです! at 17:17| Comment(0) | TrackBack(0) | 生命保険見直し講座 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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