2006年10月13日

損保の「医療保険」って?

10月3日に書いた医療保険記事の続編です。

損保型「医療費用保険」について書きたいと思います。

生保の「医療保険」は、テレビCMでおなじみの「入院すれば初日から1日10,000円、手術をすれば最大40万円が受け取れます…ワァ〜あんし〜ん」ってやつですけど、これにはデメリットがいくつかあります。

まずひとつめ。保険に加入するとき、“入院したら1日あたりいくら”というように保障を定額で設定します。5,000円とか7,000円とか10,000円などというように。

この場合の金額の根拠となるのは、そのときの公的医療保険の自己負担割合や高額療養費の制度、差額ベッド代や食事代などのどの部分を医療保険で賄うかということです。

しかしこの公的医療保険というものは、しょっちゅう改革が行われ、現在の制度がいつまで続くものか分かりません。

制度が変わったら、この「1日あたり5,000円」といった定額の入院給付金もスライドして変更できるというものではありませんので、全然少ないよ〜!っ、てなことにもなりかねません。

つづいて。入院日数は年々短くなっているのに、医療技術の進歩にともなって公的医療保険が適用されない治療(高度先進医療の技術料など)が増えており、医療費そのものは増加傾向にあります。

入院日額いくらという定額制だと入院日数が短くなると給付金も当然少なくなりますので、結局、実際にかかった治療費との差額はかなりなものになりました、ということも十分考えられることです。

もひとつ。医療保険は将来に亘って加入するものです。

仮に30歳の人が終身保障で保険に加入した場合、普通であれば60〜70歳くらいになって保険を使うということになるのですが、今から30年先もしくは40年先の物価が現在価値のままという事態は想定しにくいものがあります。

定額保障の商品はこのようなインフレリスクには対応できません。

そこで、損保型の「医療費用保険」という商品が威力を発揮します。

ほとんどCMなどが流れていないため知らない人が多いと思いますが、損害保険会社が扱っている医療保険です。

損保では第三分野商品として生保型の「医療保険」も扱っていますので、混同しないようにね。

公的医療保険の自己負担額、高度先進医療費、食事療養費、差額ベッド代、付き添いの交通費など入院時にかかった実費を補償します。

あくまでも実損てん補ですので、かかった費用以上には保険金は受け取れませんが、合理的な保険だといえるでしょう。

富士火災海上保険の「みんなの健保」やAIU保険の「スーパー上乗せ健保」など損害保険会社各社で取り扱っています。

生保商品ばかりじゃなく損保商品も視野に入れて検討されることをお勧めします。
posted by 保険に強いFPです! at 18:02| Comment(0) | TrackBack(1) | 損害保険 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/25401359
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。

この記事へのトラックバック

医療保障はどうすれば・・・・
Excerpt: 医療保障は、これまで説明した生命保険と異なり 自分で保険金を受け取ることができます。 つまり、病気やけがをしたときに治療費や入院費のための 医療保険金がもうらえるんです。 ..
Weblog: 生命保険選び方〜初心者のための基礎知識
Tracked: 2006-10-18 19:38
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。