2007年03月09日

イニシャルコストとランニングコスト

PS3とかニンテンドーDSライトやWiiなど、
昨年末に発売されたゲーム機の品切れ状態が継続中です。

エレクトロニクス商品の場合、基幹部品の不足で商品が作れない
といったケースはよくあることです。

もうひとつ意図的に品切れ状態を作り出す、
というケースもあります。

値崩れを押えるためでもあり、
話題性を持続させるためでもあります。

ソニー・コンピュータエンタティンメント(SEC)では
プレイステーション3(PS3)本体の製造コスト削減に着手するという記事が、
今日の日経新聞朝刊に出ています。

その中でPS3(廉価版)の製造コストが細かく載っています。

びっくりですね。以下の通り。

基幹半導体「セル」         10,000円
PS2互換半導体         3,100円
DRAM              5,500円
ブルーレイディスクドライブ    14,400円
ハードディスクドライブ(20ギガ)  5,000円
電源                 4,300円
その他の部品           46,000円
組み立て費用            4,500円

しめて、92,800円!

販売価格 49,980円。

1台売るごとに赤字が、42,820円!

本体だけの赤字ですよ。
流通経費や広告宣伝費は乗っかっていません。

10万台売って、約43億円の赤字・・・

意図的に品切れ状態を作り出しているわけではなかったんですね。

ゲーム機はランニングコストで稼ぐ商品です。

本体価格を安く押させて販売して、
ソフトの継続的な売上げで稼ぐというもの。

同じように初期投資(イニシャルコスト)を押えて
ランニングコストで稼ぐという
商品の典型に「携帯電話」や「コピー機」などがあります。

携帯電話は通話料などで、コピー機はトナー代などで儲けます。

いま流行のミネラルウォーターの宅配サービスなども、
給水機を安く貸し出して(あるいは販売店が負担して)
水の継続注文で稼ぐビジネスモデルです。

ゲームソフトは開発費に莫大なお金がかかり
固定費率の高い商品ですが、パッケージを作ることにおいては
コピーすればいいだけなので、商品の変動費率は
極めて低い商品であるといえます。

固定費さえ回収してしまえば、あとはほとんど儲け。

固定費の高いビジネスモデルにおいては
損益分岐点を突破さえすれば、
利益は急激に上昇するといったグラフを描くのですが、
このソニーのPS3においてはどうなんでしょうね。

製造原価のほぼ半額が売価設定ですから、卸値は半額以下。

ちょっとランニングコストで回収するには厳しいと思います。

このイニシャルコストを押えて
ランニングコストで回収するビジネスモデル。

一般家庭で使えて必要なもの。

けっこう狙い目だと思います。

ミネラルウォーターの宅配サービスなどは
いいところに目をつけたなぁって感じですね。

わが家でも愛用しています。

いちど給水機を置いたらなかなかキャンセルする気に
ならないからもう2年以上になるかなぁ。


売りきりではなく継続的で、
顧客の顔が見えるビジネスモデルが理想ですね。
posted by 保険に強いFPです! at 13:53| Comment(0) | TrackBack(1) | マーケティング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/35552908
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。

この記事へのトラックバック

.節税を超える 税金0円の勧め
Excerpt: やっと 申告も終わった!と思ってもすでに来年のことを考えておかないと大変なことになりますよ まずはコレを読んでからにしますか!
Weblog: ネットで稼ぐ 月商200万まであとわずか
Tracked: 2007-03-13 12:16
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。